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不妊症外来

01 不妊症外来について

「なかなか妊娠しない」「子どもがほしいけれど、どこに相談すればいいかわからない」そのようなお悩みを抱えているご夫婦・カップルは、ぜひお気軽にご相談ください。当院では、開業以来不妊治療に携わってきた専門医が、お一人おひとりの状況に合わせた検査・治療プランをご提案します。

02 初診〜妊娠までの流れ

Step.1 初診:専門医師との問診・初期検査

現在の体の状態や今後のご希望をていねいにお聞きしたうえで、不妊初期検査を進めていきます。医師との面談後、看護師との個別面談の時間も設けていますので、「医師に聞きにくかったこと」「聞き忘れてしまったこと」があれば、遠慮なくご相談ください。

Step.2 検査結果をもとに治療プランを決定

初期検査の結果をもとに、担当医師と今後の治療方針について話し合います。子宮筋腫が不妊の大きな原因となっているケースでは、早めに子宮筋腫核出手術をご提案することがあります。

Step.3 治療開始

タイミング療法・人工授精・体外受精など、治療法と進め方はお一人おひとりの状況によって異なります。検査結果と患者さまのご希望を丁寧に確認しながら、最適なプランで治療を進めていきます。

Step.4 妊娠成立

妊娠5週目に胎嚢(赤ちゃんの入っている袋)が、妊娠7週目に胎芽と心拍が確認できます。妊娠成立後は引き続き産科にて妊婦健診を行います。

03 一般不妊治療

タイミング療法

排卵日を予測し、そのタイミングに合わせて性行為を行うことで自然妊娠の可能性を高める方法です。排卵日が近づくと、経腟超音波検査で左右の卵巣の状態を確認し、最良のタイミングをお知らせします。

排卵誘発

排卵が正常に起きていないことが確認された場合に、薬を用いて排卵をコントロールする治療法です。内服薬から注射まで、患者さまの状態に合わせてさまざまな薬剤を使用します。

ホルモン療法

ホルモン剤を投与することで月経周期を整え、自然に妊娠しやすい状態に導く治療法です。妊娠に関わるさまざまなホルモンバランスを整えることを目的としています。

漢方療法

不妊症に関連するさまざまな症状の改善に効果が期待できる漢方薬を処方します。原因が明確でない場合にも対応できるため、幅広い方に活用いただける治療法です。

人工授精

精子を子宮の中に直接注入し、受精を促す治療法です。排卵のタイミングに合わせて行うことで、受精の可能性を高めることができます。

04 不妊症検査

女性の検査項目

初期検査 ステップアップ検査
基礎体温抗精子抗体
超音波検査抗リン脂質抗体
ホルモン検査(卵子の老化)
一般血液検査
クラミジア検査
子宮卵管造影検査
尿中LH検査
頸管粘液検査
ヒューナーテスト
抗ミュラー管ホルモン

男性の検査項目

初期検査 ステップアップ検査
精液検査抗精子抗体
ホルモン検査

05 精液検査について(SQA-V)

通常の精液検査では、精液量・精子濃度・運動率・正常形態率などをWHOの基準値と比較して評価します。当院では、より精度の高い専用検査機器「精子特性分析機SQA-V」を用いた精液検査を実施しています。

精子の受精能力には、数だけでなく「運動スピード」が大きく影響します。高速直進運動をしている精子の濃度(PMSC(a))は受精に最も深く関与しており、SQA-Vではこれらを数値化した「SMI(精子自動性指数)」を計測することができます。

SQA-Vで調べる主な検査項目

  • 運動精子濃度(MSC)
  • 高速前進運動精子濃度(PMSC(a))
  • 低速前進運動精子濃度(PMSC(a+b))
  • 機能性精子濃度(FSC)
  • 平均精子速度
  • 精子自動性指数(SMI)

SQA-Vによる精子の判定基準

項目 SMI PMSC(a)(×10⁶/ml) PMSC(a+b)(×10⁶/ml) FSC(×10⁶/ml)
基準値 80以上 5以上 10以上 3以上

WHOの調査では、精子の運動性や濃度は体調・喫煙・飲酒・睡眠不足・ストレスなどによって大きく変化することが知られています。1回目の検査で基準値を下回った場合でも、生活習慣を見直したうえで再検査を行うことで、正常値が得られることがあります。まずはお気軽にご相談ください。