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妊婦健診・出生前診断

01 妊婦健診

妊婦健診は、妊娠中から出産までの間に、定期的に受ける診察と検査のことです。お母さんと赤ちゃんの健康状態を確認し、安心して妊娠期間を過ごすために行います。厚生労働省でも、母子の健康のために妊婦健診を受けることが推奨されています。

妊娠中は、つわりや貧血、血圧の変化、むくみなど、体調が変化しやすい時期です。また赤ちゃんも、週数に応じて発育や環境が変わっていきます。妊婦健診を定期的に受けることで、お母さんの体の状態と、赤ちゃんの成長の経過を確認し、必要に応じて早めに対応につなげることができます。

受診の間隔は妊娠週数によって変わります。下記の「時期(間隔)」を目安にご確認ください。具体的な受診スケジュールや、健診内容の詳細はスタッフがご案内いたしますので、お気軽にお問い合わせください。

当院の妊婦健診は完全予約制です。待ち時間をできるだけ少なくし、落ち着いて受診いただけるように努めています。

なお、当院に通院中の妊婦さんで、腹痛や出血、破水が疑われる場合など、緊急性がある症状が出た際は、24時間いつでも診察いたします。緊急時は予約不要ですが、来院前にまずはお電話でご連絡ください。状況を伺い、受診のタイミングや来院方法をご案内します。

02 妊婦健診の目的

妊婦健診は、妊娠の経過が正常に続いているかを継続的に確認するために行います。妊娠はそれ自体、正常な過程ですが、週数が進むにつれて妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病など、注意が必要なトラブルが起こることがあります。定期的に受診することで、こうした変化にいち早く気づき、早めに対応することができます。

健診を受けていないと異常の発見が遅れてしまうこともあります。実際に、妊婦健診を定期的に受けていない方はお産の結果が悪くなりやすいというデータもあり、継続した受診の大切さが示されています。

「正常であることを確認し続ける」ことは、異常を見つけることと同じくらい、気配りが必要なことでもあります。定期的に通っていただくことで、もし経過に変化があったときにもすぐに気づき、安心して対応することができます。

妊婦健診に公費助成制度があるのも、その重要性が広く認められているからこそです。どうか無理せず、定期的に受診しながら、安心してお産の日を迎えてください。

03 妊娠が確認されたら

「妊娠かもしれない」と感じたら、まずはご来院ください。超音波検査で妊娠の確認と週数の把握を行い、母子手帳の交付手続きや今後の健診スケジュールについてご案内します。

初診の際にお持ちいただくもの

  • マイナ保険証または健康保険資格確認書
  • 他院で検査を受けている方は、その検査結果

※妊娠中の初診は、平日午前の産科診察にお越しください。

04 健診スケジュール・受診票について

妊婦健診は、お母さんとお腹の赤ちゃんの健康状態を定期的に確認するための大切な機会です。当院では妊娠初期から出産まで、一貫したサポート体制のもとで健診を行っています。

健診スケジュール

時期 健診頻度 主な内容
初期
(〜12週ごろ)
4週に1回 妊娠の確認・初期の過ごし方のご説明、母子手帳交付のご案内
中期
(12〜24週)
4週に1回 食事指導(減塩・貧血予防)、体重管理、乳房ケア、歯科健診のご案内、中期両親教室のご案内
後期前半
(24〜36週)
2週に1回 早産・貧血・妊娠高血圧症候群の予防指導、後期両親教室・入院準備のご案内
後期後半
(36〜40週)
毎週 お産に向けた生活指導、入院のタイミングのご説明

妊婦健康診査受診票について

妊婦健診には公費助成制度があり、受診票に記載された検査は費用の一部が免除されます。母子手帳とあわせて必ずご持参ください。検査内容によっては自己負担が生じる場合があります。

05 妊婦歯科健診

当院では「清澄白河 浅野歯科医院」と業務提携しております。

妊娠中はホルモンバランスの変化により、歯周病や虫歯が進行しやすくなります。歯周病は早産・低体重児出産のリスクとの関連も報告されており、口腔ケアは赤ちゃんの健康にも影響します。安定期に入ったら、ぜひ歯科健診をご受診ください。

予約・受付システムについて

当院では、インターネット予約システムをご利用いただけます。

  • スマートフォンやパソコンから、24時間いつでも診察のご予約・キャンセルが可能です。ご自宅や外出先から操作できるため、忙しい方でも予約を取りやすい仕組みです。
  • 予約後は予約日時を確認できます。診察当日は現在の呼び出し状況も確認でき、ご自身の順番までの目安を把握できます。
  • 予約日前日に確認メールをお送りします。
  • ご指定の診察予定時刻が近づくと、お知らせメールを配信します。通知のタイミングは30分前または60分前からお選びいただけます。

※予約システムの操作方法や設定、メールが届かない場合など、ご不明点がありましたら受付までお気軽にお問い合わせください。

06 里帰り出産について

当院での分娩をご希望でない方も、ご帰省までの妊婦健診を受けていただけます。里帰りを予定されている方は、遅くとも妊娠34週までにご帰省のうえ、以降は分娩予定先でご受診ください。転院に際しては、スムーズな引き継ぎができるよう情報の共有など丁寧にサポートします。

07 出生前診断

出生前診断とは、出産前に染色体異常や形態異常の有無を調べる検査の総称です。当院では、ご夫婦の希望や状況に応じた検査をご提案しています。

検査を受けるかどうか、どの検査を選ぶかは、十分な説明のもとでご夫婦が納得して決めていただくことを大切にしています。

羊水検査

妊娠15〜18週ごろ、お腹に細い針を刺して羊水を採取し、胎児の細胞から染色体を直接調べる検査です。ダウン症(21トリソミー)をはじめとする染色体異常を確定診断できる検査であり、性別の確認も可能です。

以下のような適応がある方が対象となります。

  • 高齢妊娠の方(特に35歳以上)
  • ご本人または配偶者に染色体異常がある方
  • 染色体異常のあるお子さんを過去にご出産された方
  • ご家族に染色体異常のある方

ご希望やご不安がある方は、まず外来にてご相談ください。

胎児超音波検査(胎児精密検査)

妊娠中期に超音波で胎児の形態(臓器・骨格の発育状態など)を詳しく確認する検査です。通常の妊婦健診よりも時間をかけて丁寧に観察し、形態異常の有無を確認します。

4D超音波検査(GE VolusonE10)

赤ちゃんの表情や動きを立体的な動画でリアルタイムに確認できる検査です。当院では高性能機器「GE VolusonE10」を導入しております。

なお、赤ちゃんの向きや胎盤との位置関係によっては、お顔や体がうまく映らない場合があります。また、この検査では発育・状態・性別の診断は行っておりません。当院で妊婦健診を受けている方のみご受診いただけます。

ダウン症と出産年齢について

ダウン症(21トリソミー)の出生頻度は平均で1,000人に1人程度とされていますが、出産年齢が上がるにつれてリスクは高くなります。35歳では約300人に1人、40歳では約100人に1人とされており、35歳を超えると増加が顕著になります。

気になることがあれば、一人で抱え込まずにご相談ください。