初潮発来には体脂肪が重要

初潮の発来や月経周期の確立には、体脂肪が重要です。発来には17%以上、
正常な排卵性月経周期には22%以上の体脂肪率が必要とされています。

 脂肪は女性らしい丸みをおびた体型をつくり出すだけでなく、正常な性機能の発現維持にも不可欠なのです。
 初潮をみてから次の月経が規則正しくあるという人はまれです。
初潮後2回目の月経が3か月後とか1年後とかいう場合がよくあります。

 すなわち初潮がくることはきても、からだのホルモン状態としてはまだまだ半熟ですから、しばらくはからだが成長し、
それからしだいに周期的になってくるのです。

 また月経そのものは排卵を伴うのが正常のかたちなのですが、最初のころは無排卵月経であることが多く、
出血の量が少なすぎたり、多量で止まらなかったり、10日も2週間もタラタラ続いたりします。

 からだのしくみが整うと、月経も順調になるでしょう。ただ貧血を起こすほど出血が続いたりする場合は、
専門医に相談しなくてはなりません。