日数、量、性状、周期はひとによってちがう
●月経の日数は短い人で3日、長い人で1週間
月経は短い人で3日ぐらい、長い人でも7日以内には出血が止まるのがふつうです。
8日以上続いたり2日で終わる場合は、何か異常がある場合があります。
●月経血量は始めの2日間くらいが多い
月経血量には個人差かおりますが、だいたい30㏄から130㏄ぐらいとされています。
平均50㏄といったところです。
月経第1日目〜第2日目がいちばん多いとされていますが、その次の日からも同じような状態がつづくようなら一度、
産婦人科医に相談してみましょう。魚のハラワタのような、血のかたまりがゴロゴロ出るのも出血量が多い証拠です。
●月経血の性状
月経血はどうして固まらないのでしょう。月経血は指を切ったときなどの出血とは違います。
サラサラした鮮赤色の血液ではなく、暗赤色で粘りけがあり、小さいかたまりがまじっていても正常です。
なぜなら月経血は増殖した子宮内膜がはがれ落ちるときの出血と子宮内膜そのものが、
内膜細胞の中のトリプシンという酵素によって溶かされたものだからです。
トリプシン量が少ないとかたまりが大きいまま出てくることがあります。
●月経周期は月経が始まった日から数える
月経の周期は、始まった日を1日目として起算し、次の月経が始まる日までをいいます。
ふつうは25日から35日ぐらいの周期です。1週間から10日間の早い遅いは正常範囲です。
ホルモンは精神状態に左右されることがあるので、悩み事があったり、ストレスがあったりするとおくれます。
たとえば、妊娠を極度におそれ悩んでいるとおくれることもあります。
また、運動会や旅行に重なると困るなと心配していると、そんなときにかぎって早く始まることもあります。