思春期に起こりやすい異常

●思春期貧血
急激に発育するからだに対応して、鉄分を多く含む良質の動物性たんぱく質、
緑黄色野菜の十分な摂取が必要な時期に、朝食抜き、好き嫌い、インスタント食品ばかり、
などにより絶対的栄養摂取不足のため起こる病気です。
多くは鉄欠乏性貧血です。

●摂食障害
 肥満への恐怖、周囲への甘え、母子関係の失調による情緒不安定が原因で起こる、
摂食拒否による強度の。”やせ”です。
 本人は空腹感を感じないため、体重減少がすすみ、無月経が起こります。
ときには過食をし嘔吐する人もいます。

●月経異常
 初潮後も卵巣の働きが不安定なため、無月経、若年性機能性出血(じゃくねんせいきのうせいしゅっけつ)、
稀発(きはつ)月経が起こります。
卵巣機能の成熟とともになおる子宮発育不全、ホルモン環境未熟のための月経困難症
なども起こります。

●膣炎
卵巣からの卵胞ホルモンの分泌不足により、腟の自浄作用が低いため腟炎を起こしやすく
なっています。